子供の落書き帳 Remix

15/4/13:ひと月に一度更新するブログになってしまっている

「aspiring + 職業、地位」 で「~志望者、なりたい人」の意味
2018/03/17(土) 11:37:31

タイトルのままですが。
aspiringという単語がある。aspire「熱望する、切望する」から派生した形容詞だ。

手元の電子辞書で引くと、
リーダーズ英和辞典→「向上心に燃えている、抱負(野心)のある;上昇する、高くそびえる」
ジーニアス英和大辞典→「野心に燃える、意欲的な」
と書いてある。

俺もそう覚えていたので、下記の記事のタイトルも「熱意のあるデータサイエンティストへのアドバイス」と解釈していた。
Advice to aspiring data scientists: start a blog – Variance Explained
しかし読み進めると「あれ、これは今データサイエンティストじゃないけど、そうなりたい人に向けたアドバイスじゃないか……??」と思えてきた。脚注にはこう書いてあるし。

It’s also a great idea to blog if you’re currently a data scientist! But the reasons are a bit different, and I won’t be exploring them in this post.
(拙訳:既に現在データサイエンティストだったとしてもブログを書くというのは素晴らしいアイデアだ! だけどその理由は少し異なるので、この記事では理由について言及しない。)



俺の知識と合わないので、英辞郎で調べてみたら、説明が完璧だった。
aspiringの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
1: ~になろうとする、~志願の
2: 熱烈な、意欲的な
aspiring actress 「女優志望[志願]」
aspiring prime minister 「首相志願者」などの例もある。

aspiring writerは「文学志望者」と「向上心に燃える作家」の両方の訳があり、作家なのか微妙な線だ。
「aspiring + 職業、地位」は「(職業)志望者」の場合が多く、その場合はその職に就いていない。しかし、単に「向上心のある(職業)」という可能性もある。文脈から判断するしか無さそうだ。


最後に、英英辞典Oxford Advanced Learner's Dictionaryの説明を貼っておく。
aspiring adjective | Oxford Advanced Learner's Dictionary at OxfordLearnersDictionaries.com
wanting to start the career or activity that is mentioned

それでは。
  1. 2018/03/17(土) 11:37:31|
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社外勉強会が社内Slackで共有される組織とされない組織、どっちが良いか?
2018/03/11(日) 16:21:12

デブサミをネタに既に2つも記事を書いといて(下記)、まだデブサミのことを引っ張るのかと言われそうだが
ブログのネタも他に見つからないので書いておく。
Developers Summit 2018 感想。ここでしか聞けない講演がたくさんあった
デブサミ2018 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援

ある聴衆の行動は、俺にとっては意外だった


無くて七癖ということわざがあるが、俺にはあまり行儀の良くない癖が1つある。色々なところで、人のパソコンがちょいと見えてしまう場合、つい覗いて見てしまう、という癖である。
デブサミのあるセッションで、混み合った部屋に入り、自分の座席を確保したところで一息ついていると、前の席のMacの画面が視界に入った。見るともなしに見たら、Slackの画面だった。
「××のセッションに来ました! 講演のメモを書いていこうと思います!」――だいたい、こういうような文章を打ち込んでいたと思う。

社外勉強会の席でSlackを開いている取る人は、その後も色々な社外勉強会で何度か目にした。
もし自分だけのために勉強会の記録を取るのならば、Slackはふつう使わない。ローカルのメモ帳かEvernoteだろう。……とすると、そのSlackは個人用ではなく、会社のSlackというのが最も有力だ。
自分はどうかと考えてみると、Slackで投稿するなんて全く考えもしなかった。

社内に流さない理由:「立場の問題」と「ツールの問題」


理由は簡単なことで、うちの会社にSlack(に相当するもの)が入っていないからである。
(一応、社内のSNSというのはあるにはあるが、見ている人はごく少数である。それに、Slackのような「気軽に投稿する、起きていることをリアルタイムで投稿する」という使われ方ではない。)
俺はデブサミのときはTwitterでツイートし、感想を個人のブログでまとめて書いた。なぜかといえば、会社の立場で行ったわけではなく、個人的な興味と関心で有給休暇を取って行ってきたからである。他のイベントのときも「Twitter」「ブログ」「Evernote」の3択である。
「会社の人間という立場か、個人的な関心と意志という立場か」という、立場の問題というのは一つの理由である。
しかし一方で、「ツールの問題」という理由もあった。「社内に情報を共有する手段」としてのツールがないから、そもそも伝えようとも全く思わなかった。

社外勉強会の技術情報を社内に伝播できるツールがある会社とない会社の違い



Slackばかりを見かけたからSlackと書いてきたが、ツールは別に何でも良い。社内Qiita:Teamでも社内esaでも構わないと思う。
一般化すれば「社内全体で情報共有するツール」があるかどうかの問題である。
(チャットツールとナレッジベースは本当ならば役割が違うものであるが、特に区別せず書いている)

(A) 社内に情報を共有する場がある→共有する→世の中の技術や知識が社内に普及する
(B) 社内に情報を共有する場がない→共有しない→世の中の技術や知識が社内に広まっていかない

こう考えると、社内でのコミュニケーションツールは、知識や技術を得るという効果を増幅してくれることが分かる。
おまけに、ポジティブなフィードバックという利点もある。後で「あの勉強会のメモ、ありがとう、良かったよ」なんて言われることもあるだろう。そう言われたらもっと書きたくなるものだ。そうして技術の情報共有はますます加速していくのだろう。社内の人々が何をやっているか分からない、風通しの悪い企業は、やがて置き去りにされ、引き離されていくのだろう。

そういう、社内で情報を流すツールがあるところが良いか、無いところが良いか、どっちだろう? 言うまでもなく、俺は前者です。



(余談:実のところ、「文化・カルチャーの問題」という要素もある。Slackがあっても、誰も情報共有しようと思わなければ、投稿はなく情報は伝わっていかない。文化の問題は、実は最も重大な要素だろうと思うが、しかし今回は触れないでおく。)
  1. 2018/03/11(日) 16:21:12|
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性格16分類のISTP型は長期目標を立てて計画を守るのが苦手らしいぞ
2018/03/05(月) 00:07:12

「あなたの天職がわかる16の性格」という本がある。
人を16タイプの性格に分けて、そのタイプ別に長所・短所・成功のポイントなどを記した本である。


16性格分類とMBTI


16性格分類は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)を基盤にしている、と書かれている。(p.22)
MBTIそのものというと問題があるからだと思われる。
(本物のMBTIは診断の内容がきちんと定められているため、それ以外はMBTIと呼称できないはず。
参考:MBTIもどきを受検された方々へ MBTI協会より)
今回は厳密さはあまり考えないことにして、16タイプの性格分類を考えてみよう。

16タイプの性格のうち、俺は何型なのか?


この本の中には診断用のチェックリストがある。自分で当てはまるものにチェックを入れていくとどのタイプか分かるようになっている。チェックしてみるとISTP(内向、五感、思考、柔軟)となった。
ただSかNか、すなわち「五感型」か「直感型」かは、考え直してみると微妙なところだと思う。ISTPをメインに見つつ、直感型のINTPもついでに見てみよう。

エンジニアは適職らしい。ひと安心



この本の中には、16タイプ別に「向いている具体的な職業」が書いてある。
さて俺はどうだろうか。「あなたがITエンジニア(プログラマ)を選んだのは大間違いです、至急考え直しましょう」とか書いてあったら困ってしまう。しかし幸いにも適職リストの中にはエンジニアがしっかり登場する。(以下、具体的な職業は適宜中略している)

【ISTP】
●テクノロジー
たとえば……エンジニア、電子工学専門家、情報サービス開発者、ソフトウェア開発者、システムアドミニストレータ、コンピュータプログラマ、情報処理専門家

【INTP】
●コンピュータ/テクノロジー
たとえば……ソフトウェアデザイナー、コンピュータプログラマ、情報サービス(新規ビジネス開発)、システムアドミニストレータ、Webマスター、インターネットアーキテクト、ソフトウェアエンジニア、Javaプログラマ/アナリスト、ソフトウェア開発者、情報セキュリティアドミニストレータ。

これを読んで「特定のプログラミング言語がJavaだけ登場するのは何なんだ……そしてソフトウェアエンジニアとソフトウェア開発者はどう違うんだけど……」と脳内でツッコミを入れずにはいられない。思考型(あらさがしをして批判的になりがち)の性である。

内向型(I)思考型(T)を持っているとソフトウェア開発向きという診断になるらしい。
(IとTの2つの型を持つ4つのタイプでは、エンジニア系を適職として挙げているため。IとT……まさにIT系……!!)

ISTP型は目標設定が苦手。


ISTPのところを読むと、「お前、長期的な目標とか計画とか立てるの苦手だし、立てても守るの難しいだろ」というようなことが書いてあり、「ひえ~……その通りです~」とうめいている。
飽きやすい。むこうみずなことをしがち。(119p)
長期的な目標を立てたくない。締め切りを守るのが苦手。(120p)
自分と仕事に関する長期的な目標を立てよう。そして5年後、10年後になにをなしとげたいのか考えよう。(124p)

P(柔軟型)は、決断をなるべく後に伸ばして、他の可能性を残しておくと気分がいい人である。時間はいざとなれば延長すればいいという人である。目標とスケジュールをキッカリ定めて、それをスケジュール通りにこなしていく、というJ型とは正反対である。

S(五感型)は、自分の五感を通じて入ってくるものを重要視する/全体よりも細部の具体的な事実を重視する/現在の目の前の状態に注意を払う……という特徴があるらしい。……将来を予想して動く、長期的な目標に注意を向けるのが苦手だということになる。

俺の場合、未来予測の本とかが大好きな面もあるのでS一辺倒というわけではないけど。PとSを両方持ってる人だと、目標設定してそれを達成していくのはキツそう。
  1. 2018/03/05(月) 00:07:12|
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Developers Summit 2018 感想。ここでしか聞けない講演がたくさんあった
2018/02/24(土) 21:28:36

2018年2月15・16日に開催されたDevelopers Summit 2018に両日とも参加しました。

講演関連資料は以下。
デブサミ2018、講演関連資料まとめ:CodeZine(コードジン)
デブサミは去年から参加した。去年は1日だけ、今年は2日とも参加。
今年は去年と違って、リアルタイムでTogetterにまとめたり、言及しているブログ記事を積極的にまとめたりしている。翔泳社の本気がうかがえる。

gajoen.jpg



参加した動機


IT系のの大規模カンファレンスは色々あるが、RubyとかPythonとかScalaとかの開発言語、もしくはAndroid・iOSに関するカンファレンスが多い。しかし、俺が仕事で使うメイン言語はC/C++であり、そういうカンファレンスは無い。全然ない。だから「業務で使う技術そのもの」のカンファレンスに行くことはできない。
しかしデブサミは特定の言語や技術領域に絞らない、「ソフトウェア開発なら何でもあり」と間口の広いイベントである。だから俺でも参加しやすいのだ。あとは……技術特化では無い「エンジニアの生き方」カテゴリのセッションがあるところですかね。エモい話が聞けるので、悩める子羊たる俺には向いているのです。
イベント行ったら感想ブログ書くまでがイベントだよね、というわけで書きます。


すごく長くなってしまったので、聞いたセッションの一覧を目次代わりに最初に書く。

【15-C-1】 カイゼン・ジャーニー ~たった一人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで~
【15-A-2】 Microsoft AIプラットフォームによるインテリジェントアプリケーションの構築
【15-A-L】 ゼロから始めるエンジニア採用。虎の穴が0人から10人の仲間を集めるまで
【15-A-3】 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援
【15-A-5】 将棋プログラムPonanzaにおける強化学習、ディープラーニングとその先
【15-B-6】 「技術内閣制度」2年間やってきて得られた事とこれから ~開発チーム横断での技術課題解決、技術力強化、エンジニア文化醸成
【15-B-7】 夢は正夢〜「野球エンジニア」になるまでの歩み
【16-A-2】 ヤフーを支える社内システム
【16-D-3】 クラウドで科学技術計算を始めよう!~変わる技術と変わらない価値~
【16-E-4】 残業ゼロで開発スピードが10倍に!もう元の開発体制には戻れないデンソー流のアジャイル開発
【16-A-5】 「自分」をまるごと活かす!私が“CRE”というキャリアを選んだ理由
【16-B-7】 企業がAIに本気で取り組むための組織づくり


【15-C-1】 カイゼン・ジャーニー ~たった一人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで~



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】市谷 聡啓さんのブログ
より 問いかけを得るジャーニーに出よう。 - The Dragon Scroll
【スライド】カイゼン・ジャーニー Can we change the world?
カイゼン・ジャーニー ボクが越境できたわけ // Speaker Deck
【感想】
・俺が講演開始ギリギリに着いたせいで、最初のセッションで意識がデブサミモードになり切っていなかった
・遅く就いて後ろ側の席だったので前の人の頭でスライドが見えない
・話す内容量とスライドが多い。必然的に速めに話してる
・話の構成が、2つのストーリーを行き来しながら進んでいく構成だったので咄嗟に追いづらい。
という理由で追いつけず、消化不良ぎみ……これは倍の長さを取って講演したほうが良かったのでは。

「カイゼンジャーニー買うか悩む」とツイートしたらてぃーびーさんに光速で捕捉(fav)された。氏が数日前に読んでたのをTwitter上で目撃してたので、「まぁあの人が買って読んでる本ならハズレはないだろ」と思いつつ購入。サインもしてもらった。今の俺は組織論より技術習得に力を入れたいので、もうちょいしたら読みます。パラパラ見た感想だけど、セッション同様に内容ギッシリだな!(1ページあたりの文字数が多い)

【15-A-2】 Microsoft AIプラットフォームによるインテリジェントアプリケーションの構築



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】[Developers Summit 2018] Microsoft AIプラットフォームによるインテリジェント アプリケーションの構築 | S/N Ratio (by SATO Naoki (Neo))
【スライド】[Developers Summit 2018] Microsoft AIプラットフォームによるインテリジェント アプリケーションの構築

【感想】
「北海道大学のeラーニング教材の文字起こし」「ジョン・F・ケネディ暗殺事件の関連文書の公開」「離島での野鳥調査」と言った事例紹介が興味深かった。

あと「Microsoftのクラウド用のデータセンターはセキュリティ万全だぜ」というビデオが途中で流れた。MSのセキュリティって実際のところこうなってるんだ、というのが分かって面白い。
Discover World Class Security at Microsoft’s Datacenters - YouTube


【15-A-L】 ゼロから始めるエンジニア採用。虎の穴が0人から10人の仲間を集めるまで



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】Developers Summit 2018 出展レポート - 虎の穴 開発室ブログ
【スライド】デブサミ2018ランチセッション「ゼロから始めるエンジニア採用。虎の穴が0人から10人の仲間を集めるまで」 by 株式会社虎の穴

【感想】
とらのあなの店舗にはいつも世話になってるので「どんなものかな」と行ってみたわけですが、期待以上のプレゼンだった。
「新規事業を開発するのにエンジニアが必要だが、エンジニアがいない!」というところからの出発。
しかし「エンジニアがいないのを逆手に取って、『文化づくり』『採用』に興味のあるエンジニアにアプローチした」という作戦を取った。
「『オタクなエンジニア来たれ!!』というコンセプトで一点突破した。ついにはエンジニアでない人まで応募してくるようになったので上層部から『やり過ぎだからやめようか』と止められたけど、それでもオタクにこだわった」と言っていたw
講演者の机の上には同人誌が積んであるらしい。Webエンジニア募集なんで俺の経歴と合致してないけど……ここで働いたらめっちゃ楽しそうだなと思った。
オタクなだけではなく、Trello・Slackなどのモダンな開発ツールを導入、社内/社外勉強会も定期的に実施するなど、技術向上にも注力している。togetter上でも、全体的に好感度が高い感想が多かった。
【デブサミ2018】15-A-L「ゼロから始めるエンジニア採用。虎の穴が0人から10人の仲間を集めるまで」 #devsumiA #devsumi - Togetter

【15-A-3】 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】ファクトチェックを支援する技術的な取り組みについてデブサミ 2018 #devsumi でお話してきました - k11i.biz
【スライド】#devsumi 自然言語処理・機械学習によるファクトチェック業務の支援 // Speaker Deck

【感想】内容は別の記事でまとめたので参照してください。
デブサミ2018 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援 子供の落書き帳 Remix
SNSやブログ周りの話は好きで、学生のときはSocial Media Weekに自主的に行っていたほどである。自然言語処理の技術にも関心があったし、加えてファクトチェック/フェイクニュース関係の話にも興味があったので、話を聞けてよかった。技術の力でファクトチェックがもっと簡単になって広まることを期待したい。


【15-A-5】 将棋プログラムPonanzaにおける強化学習、ディープラーニングとその先



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】無かったので会社のプレスリリースを載せておく。
HEROZエンジニア 大渡勝己が Developers Summit 2018で登壇いたしました! | HEROZ株式会社(ヒーローズ) | AI Revolution 人工知能(AI)で世界を驚かすサービスを創造
【スライド】Google検索したら似たスライドが出てきたのでリンク貼っておく(共通部分も多いが、今回のデブサミではない)。
Ponanzaにおける強化学習とディープラーニングの応用

【感想】
最初、Ponanzaのメイン開発者である山本一成さんが来ると勘違いしていて「あれ山本さんじゃ……ない……?」ってなった。
普通の経路探索は理詰めで可能性を列挙する「大人の知能」、ディープラーニングは鋭い感性と直感を持つ「子供の知能」と考えて、その融合を目指したそうだ。
「大富豪や麻雀のようなランダム性のあるゲームは、ランダム性のある棋譜(相当)を生成しやすい。一方で、将棋や囲碁は逆にランダム性が一切ないので、対戦棋譜がランダムにならず、却って学習が難しい部分がある」という話があった。なかなか直感に反してて面白いなと思った。


【15-B-6】 「技術内閣制度」2年間やってきて得られた事とこれから ~開発チーム横断での技術課題解決、技術力強化、エンジニア文化醸成



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】なし
【スライド】「技術内閣制度」〜2年間やってきて得られた事とこれから〜 #devsumi

【感想】
ここまで長いこと聞き続けていたので、半ば息抜きのつもりであんまり期待せず聞き始めたが、後悔した。とても良いセッションだったと思う。
スライド最初のページに「エンジニア文化醸成」とある通り、どうやって技術的な文化を育てていくかに関する話である。
特に重要だなと思ったのは、26ページの「技術内閣制度という枠組みを作ることで 経営陣の技術への関心の高さがエンジニアたちに伝わる」という部分である。
すなわち、技術内閣制度を導入することで、エンジニアたちが「おっ、うちの経営陣は『技術が大事だ、技術を伸ばしていきたい』と考えてるんだな」と思うのだ。
ここで注意すべきは、ジャストシステムの社員数である。17年3月時点で連結346人。従業員346人の会社でも、ややもすれば「うちの経営陣は何を考えてるのか分からない……技術のことをちゃんと大事にしてるのかな?」とエンジニアが思ってしまうということだ。
つまり従業員が数千人・数万人の企業は、なおさらエンジニアと経営者の意思疎通が困難になるのである。というか俺がこの状態だ。経営者が技術に対してどう思っているのかまるで分からん。
あと、講演が上手いと思った。(スライドの枚数は少なめ、話し方はゆっくりで語りかけるようにしゃべる)

参考リンク:
投稿数が7倍に。ジャストシステムの若手チームが取り組んだ事業部間の情報共有 - Qiita Blog
エンジニア育成のための具体的な取り組み | JustSystems | 新卒採用


【15-B-7】 夢は正夢〜「野球エンジニア」になるまでの歩み



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】「エンジニアの生き方」について、野球代表として話をしてきました(notセルフプロデュース) #devsumi2018 - Lean Baseball
【スライド】野球エンジニアになるまでの歩み〜夢は正夢 #devsumi // Speaker Deck

【感想】
最初に「機械学習エンジニアになりたい人は?」で挙手したけど気づかれなかった。遠慮しながらの恐る恐るだったからか……! まぁ半ば「今のキャリアにモヤモヤしているが、なりたいものがない(スライドより引用)」状態とも言えるわな。

他人事の事例を見聞きして消耗するな
印象に残ったのはこれ。あんまり聞かない言説だと思う。「情報収集! インプット大事!」という話は聞くことあるけど。
かと言って、「他人との関係を断って一人でやれ」と言っているわけではない。スライド中でもコミュニティでの活動に何度も言及していて、他の人と関わっていく必要性・重要性は主張していた。
問題は「自分でコントロールできない部分(他人・自社)で一喜一憂して消耗する」ことである。

後日、10年以上前、俺が高校生のときに読んだ本を思い出した。大学受験生に向けた勉強法を説く本だ。

気がメゲそうなものは見ないようにする。自分の気持ちは自分でコントロールすることも大切だ。(中略)模擬試験の成績優秀者ともなると顔を知らない人ばかりだ。こんな情報はほとんど意味がないだけではなく、気が滅入るぶん見ないほうがましだ。(p.94)

確かに、模擬試験の成績優秀者リストを眺めて「この人は××点も取ってる……それに引き換え俺は……」と落ち込んでいても学力は上がらない。そんな無意味なことするより英単語でも覚えてろよ。
今のインターネットでは「成績優秀者の氏名」よりもずっと詳細に、IT関係の情報が大量に流れている。エンジニアはこうすべし、このツールがマジ最高、云々。でも本質的には、成績優秀者リストとそう変わりはないのだ。そこから得るものがあるのならば良いが、「それに引き換え俺は……/自社は……」とやってる暇があったらコードを書こう、という風に理解をした。

セッションの最中に「でも、それを言ったらこのセッションが『聴衆自身とは無関係な他人事』になっちゃって、自分の講演を自分で否定することになるのでは……?」とボンヤリ思っていたら、スライドの最後でこの話を綺麗に回収をしていて、「論理的に正しい……!!!」と謎の感動をしてしまった。



【16-A-2】 ヤフーを支える社内システム



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】なし Yahoo! JAPAN Tech Blogに記事が出てくるんじゃないかと思うけど。
【スライド】ヤフーを支える社内システム #devsumi 16-A-2

【感想】
良かった。Yahooが紀尾井町に移転したときに、情シスがCADを使って図面から考えたのは驚き。
必要なものは自分たちで作ってしまうという文化……これすなわち「IT業界のTOKIO」とのことw


【16-D-3】 クラウドで科学技術計算を始めよう!~変わる技術と変わらない価値~



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】なし
【スライド】クラウドで科学技術計算を始めよう! // Speaker Deck

【感想】
惜しかったなぁ……
ナビエ・ストークス方程式をわざわざスライドに書いて、その離散化方程式を書き下してきたので「お?これはガチな技術計算の濃い話が聞けるのか!?」と期待してたら
「数学苦手な人いますかー? そういう人がどうやって数学を勉強すればよいかというと、大学の教科書をオススメします」という話に移ってしまい
「え……そっち行っちゃうの? 深い話をしたいのか易しい話をしたいのかどっちなんだよ……ターゲットがどっちつかずで中途半端だよ……」と思ってしまった。微妙。


【16-E-4】 残業ゼロで開発スピードが10倍に!もう元の開発体制には戻れないデンソー流のアジャイル開発



【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】
【スライド】【16-E-4】残業ゼロで開発スピードが10倍に!もう元の開発体制には戻れないデンソー流のアジャイル開発

【感想】
会場めっちゃ混んでた。立ち見だけで100人いるんじゃないかってくらい。スライドのはてブ数もずば抜けて多いし、アジャイル開発が最近のブームなのかな?
講演者が元NECの人と元東芝の人。
元NECの人が言ってた言葉が、スライドに出てないけど大事だと思ったから残しておく:
「10年ほど前にiPhoneが出たとき、私はこれは素晴らしいと思って社内レポートを書いたんですよね。そしたら社内の携帯電話開発の責任者に呼ばれてカンカンに怒られまして。『あんなものは大したことない、携帯は性能を追い求めていれば良いんだ』と。その後NECは携帯の開発を止めてしまいました。今回は同じ轍を踏まないように、自動車の業界に変革が起きつつある今、デンソーとして先手を打っていかねばならない。ただの部品メーカーではなく、サービス・プロバイダへと変わっていく」
最後にデンソーが及川卓也氏と技術顧問契約を締結したと発表があり「本気だ……デンソーは本気だ!!」と震えた。


【16-A-5】 「自分」をまるごと活かす!私が“CRE”というキャリアを選んだ理由



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【講演者ブログ記事】デブサミ2018で登壇してきました #devsumi - えいのうにっき
【スライド】「自分」をまるごと活かす!私が“CRE”というキャリアを選んだ理由/devsumi2018-cre // Speaker Deck

【感想】
長期的な目標について
1日め最後の「野球エンジニア」のセッションもこのセッションも、自身の過去を振り返りながら話すスタイルだったのでよく似てる。

2人の共通点であり俺がすごいなと思った点は、長期的な目標に向けて継続的・戦略的に行動したことである。
はてなのa-knowさんにとっては「はてなで働く」ことが長期の目標であった。4度目の応募で合格・入社している。最初に「はてなで働きたい!」と思ってから約8年が経過している。8年……!「このまま今の会社にいてもはてなには行けそうもない、まず一度転職しよう」と転職するということもしている。
ネクストベースの野球エンジニアさん……shinyorkeさんにとっては「野球エンジニアになる」が長期目標であった。2015年頃の時点で、5年後である2020年の「なりたい姿」を描き、そこに向かってキャリアを形成している。最初がITコンサルだったので「2018年くらいまでは事業会社にいて、ビジネスの回し方を覚えておきたい」と転職を決め、その後何度か転職して現職に至る。

長期的な目標は喩えて言えば、北極星のようなものだ。途中で回り道することはあっても、ずっと変わらずそこにあって、自分の進む方向を指し示すもの。……北極星だと決して辿り着けないのが難点だが。
そして目標に向かって、長期的な情熱を維持して行動し続ける、これすなわち「やり抜く力=GRIT」である。
音ゲー上達のコツは何か? 成功の鍵「やり抜く力」の研究から考える 子供の落書き帳 Remix

対して俺は行き当たりばったり感が強いというか……風向き任せに漂っている感じだ。今はある程度、競技プログラミングをやっているが、それも「何となく面白いから」であって「長期的な目標を達成するために」ではない。何かのきっかけでやる気がなくなったら、だんだんと離れていくだろうな。
そういう長期的な目標/夢ってどうすれば見つかるんですかね。まぁ色々と手を出す中で見つけていくしかないかー。ちょびっとメモ。はい。


【16-B-7】 企業がAIに本気で取り組むための組織づくり




【イベントページ】こちら
【講演者ブログ記事】なし
【スライド】なし?

【感想】
講演者が2人だがパネルディスカッションがあるわけではなく、Rettyの人とビズリーチの人がそれぞれ自社の取り組みを話していた。
参考:
Retty流『2200万ユーザを支える機械学習基盤』の作り方 - Qiita
AI人材に必要なもの [4] ビズリーチ 竹内氏、菅谷氏 - 「今は感情も考慮」|ソリューション|IT製品の事例・解説記事

Rettyの機械学習の活用例の一つに、「飲食店の紹介写真の中で良いものを機械学習で選び出す」プロジェクトがあった。
最初はクラウドソーシングに頼んで人手でやってもらおうとしたけど、「美味しそうな良い写真とは」という定義づけができなくて断念。
そこで機械学習でやることにした。フレームワークはKeras、TensorFlow 物体の検出アルゴリズムはDarkNet、YOLOを使用している。
2つの写真を並べて「AIが選んだ、美味しそうな写真はどちらでしょう?」クイズが発表途中であった(スライドは撮影禁止だったので、おそらく公開されることは無いと思われる。)
これによって顧客の流入が上がった(具体的にはお店に予約を入れる率だったはず)
  1. 2018/02/24(土) 21:28:36|
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デブサミ2018 自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援
2018/02/19(月) 00:28:55

2018年2月15日 Developers Summit 2018にて
【15-A-3】自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援(小宮 篤史 [スマートニュース])
内容メモ。現場での実況ツイートを元に一部修正。

Devsumiセッションのページ
「自然言語処理・機械学習を活用したファクトチェック業務の支援」 #devsumiA #devsumi - Togetter
講演者のSpeakerDeckはあるけど講演のスライドは上がっていない。
Presentations by KOMIYA Atsushi // Speaker Deck


ファクトチェック・イニシアティブ、東北大学の乾・岡崎研究室、スマートニュースらが共同でファクトチェック支援システムを運用している。

背景


フェイクニュースとは:意図的に虚偽の言説が含まれている情報
2016年アメリカ大統領選挙で蔓延した
ファクトチェック:事実として正確かどうか検証すること
「この発言は事実に照らして真です、嘘です」とか

フェイクニュースとファクトチェックは対にして語られがちであるが、しかし
ファクトチェックの対象となりうるのはフェイクニュースに限られない
・報道機関のニュース
・政治家や有識者の発言
・ネットメディア(医療系まとめサイトとか……)
・SNSで一般人の投稿内容
 例として最近の台湾地震、募金関連のツイートがある→Buzzfeed 台湾の地震を受けた寄付金デマ 本人は誤り認め、謝罪「インターネットの怖さを痛感した」

ファクトチェックの内容
正しいか、間違っているか を判別するだけがファクトチェックではない
・対象の言説は何か?一部か全体か?
・検証結果
・結果に至った根拠

ファクトチェックの国内外の現況


海外
・snopes 1990年~
・politifact など
・crosscheck フランスとイギリス
日本
・GoHoo 草分け的な存在
・朝日新聞は割りと力を入れ、特設記事を掲載
・2017年衆議院選挙 FIJ ファクトチェックプロジェクト

ファクトチェックの工程


発信情報 いろいろな媒体から人が発信した情報
↓  機械で検索・フィルタリング
探索情報 機械的に捕捉された情報
↓  人力  
端緒情報 ファクトチェックの対象となりえない、必要性がないものを除外したもの
↓  人力
ファクトチェック記事

探索情報→端緒情報の割合が非常に少ない。
探索情報が1000あっても、端緒情報は数件
絞込に人手がかかるのが課題

ファクトチェック・イニシアチブ


活動方針の一つに、ファクトチェッカーを支援する仕組み作りがある
ファクトチェック業務をテクノロジーで支援して効率化を図ろう
プロジェクト内での各機関の役割
東北大学:自然言語処理、機械学習でアルゴリズム開発
smartnews:システムの構築運用

テクノロジ系の先行事例
check
GitHubにのissueみたいな感じで複数のチェッカーがコミュニケーションを取る コラボレーションツール
Google検索結果に「ファクトチェック結果 FALSE」とか出てくる
claimbuster 文章に対してファクトチェックの価値の有無を判断

ファクトチェック支援システムの構成


ツイートのうち、URL言及・リプライを収集する
探索情報は1日数千件発生する
まず「確認する価値のあるorない探索情報」を判別できればいいよね
テキストを入力して、端緒情報の可能性を表す確率を出力する機械学習ができれば良いよね
記事(URL)ごとにツイートを名寄せ?集約する方針
ファクトチェックの結果は次回の学習に回す

※あとで画像を入れる

ツイートに対する前処理
記事タイトル除去:一部省略する人いるし完全一致では不可。編集距離を見つつ除去
ハッシュタグ除去
形態素解析MeCab、原形に変換
新聞社名などをストップワードとして除外処理
word2vec embedding
モデル学習
学習はLSTM →softmax
フレームワークはkeras, TensorFlow
論文が公開される予定なので、詳細は論文を参照


web console ファクトチェッカー向けに提供 UIが大事
collector TwitterAPIからツイートを取得
 「嘘」「フェイク」とかで検索して常時取得
 新聞社アカウントに対するリプライを取得
Learner 各種モデル構築
Predictor アルゴリズム変更に備えて予測部分を切り離す

インフラはGCP、Docker、kubernates
現在、実証実験をしつつ改善しているフェーズ
FIJに対して参加・支援をよろしくね!
参加・支援するには – ファクトチェック・イニシアティブ
  1. 2018/02/19(月) 00:28:55|
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