子供の落書き帳 Remix

15/4/13:ひと月に一度更新するブログになってしまっている

馬田隆明「逆説のスタートアップ思考」まずは何かを作り始めてみよう
2017/12/30(土) 23:54:30

馬田隆明「逆説のスタートアップ思考」を読んだ。

著者は東京大学でスタートアップや学生プロジェクトの支援を行っている。タイトルの通り、この本はスタートアップに関するものだ。しかし俺自身はスタートアップを始めて起業しようという気は毛頭ない。何をやるのかも定まらないうちに「とにかく起業したい」というのは全く筋が通らないと思っている。

じゃあなんでスタートアップの本を読んだかというと、この人の発表スライドに関心を持ったからだ。
今年(2017年)2月のデブサミでの「逆説のキャリア思考」という講演のスライドで、下のリンクから読める。
逆説のキャリア思考 - スタートアップ思考をキャリアに活かす from Takaaki Umada

すなわち、俺の興味関心というのはここのところ専ら自分のキャリアに集中しているのだ。ここ最近のブログ記事もそれを反映したものが多い。
なお、筆者である馬田隆明氏のスライドは、どれも非常に内容が充実しているのでオススメである。
Takaaki Umada’s Presentations on SlideShare
また、Medium上でも精力的に執筆活動を続けている。
Taka Umada – Medium

以下、読んでいて気になった箇所を引用したのち、それぞれにコメントしていく。全6ヶ所。
・スタートアップの非合理なアイデア
・頭の良い人が週末にやっているアイデアか?
・大企業とイノベーションのジレンマ
・最初のバージョンが恥ずかしいものでなければ、それはリリースが遅すぎだ
・どんな環境に身を置くかという選択の重要性
・まずは何かを作り始めてみよう

p42 スタートアップの優れたアイデアとは不合理なアイデアである


スタートアップの特徴の一つが「非合理性」だということは本書の大きなテーマであり、本の中で繰り返し語られる。誰が見ても良いアイデアならば、既に他の誰かが参入している、またはすぐに他が参入してくる。だから一見悪いアイデアに見えて、実は良いアイデアを実現しなければならない。この話は「ストーリーとしての競争戦略」でも語られていた。

p66 「頭のよい人が週末にやっていることが、10年後の普通になる」と言われます。(中略)インターネットやスマホは、科学者やギークしか使っていなかったものでしたが、急激に一般の人たちに使われるようになりました。


これは最初に読んだときに「え、これは逆なんじゃないの?」と思った。上で言っている「既に他の企業が多数参入してるものはやめておけ」というのと同様に考えてみる。「頭の良い人がやってるならば、今から始めてもその人たちに負けてしまうからやめておけ」、という結論になってしまうのではないか。(週末にやってるだけならば、本業としてやれば負けなくはない、ということか?)……誰か教えて。

p104, p106 クリステンセンらによれば、大企業が破壊的イノベーションに対応できない理由は「破壊的イノベーションに気付けないのではなく、あくまで合理的に判断した結果、破壊的イノベーションに対応しないという選択肢を取ってしまう」あるいは「取らざるをえない」とされています。
(中略)つまり組織は破壊的イノベーションそのものに負けるのではなく、組織による合理的な判断によって失敗します。



うーん。合理的に判断したら失敗するなんて、どうすれば良いんだよ。
スタートアップの立場から見れば、不合理に見えるアイデアを実現すればイノベーションのジレンマを利用して大企業を罠にはめることができる。だけど俺が今所属しているのは紛れもなく大企業なので、どうしても大企業側の立場で考えてしまう。そうすると「合理的に考えたらイノベーションに参画しなくなり、地位を追われます」という話になるんだが。

p.156 (既存のレストランの商品の配達をしようとしたスタートアップ)が行ったことは、独自ドメインを取って、ネット上で見つけたスタンフォード大学周辺のレストランのメニューを集めたサイトを作り、そのメニューと一緒に自分たちの電話番号を書いただけでした。かかった時間は1時間ほどだったそうです。
p.158「最初のバージョンが恥ずかしいものでなければ、それはリリースが遅すぎだ」とLinkedIn創業者であるリード・ホフマンは言っています。



まずはアホみたいに単純なものを作って、それで反応を見てみるのが良い、という話。すると「長期間かけて作ったものが全然売れない」という悲劇を避けることができる。
そういや「サービス作ったけど誰も登録せずに大失敗したわ」って記事を見かけたな。それがこちら→WordPressでマッチングサービスを3日で作ってリリースした話 3日なら良い方なのかな。これがもしも、1ヶ月頑張って作ったのに誰も登録しませんでした、だと時間のロスが大きくなってしまう。
ちなみにサービスを作った人は、失敗の経緯を マッチングサービスを開発したら大失敗したのでその理由を解説してみたという同人誌にまとめて技術書典で頒布していた。 (Qiitaに同人誌の章立てとかをある程度書いていたが削除した様子。)そしてさらにエンジニアを辞めたくなったら同人誌を書くべき4つの理由 - Qiitaを書くなど、転んでもただでは起きない感がすごい。

p.227どんな環境に身を置くかという選択は、運を引き寄せるために取ることができる最良の手段の一つ


著者は言う。スタートアップ同士は助け合うし、もし事業が失敗しても他のスタートアップが拾ってくれることはありえる。だから他の起業家とのネットワークは重要である、と。
より一般に、スタートアップという側面を抜きにしても、環境という要素の重要性は肝に銘じなければならない。自分のやりたいこと、進みたい方向に適した環境であるかを考えなければ。
引用箇所は「運」という章の中にある。そこからも分かるように、この環境だから必ずこうなる、というわけではない。だけど、「運」あるいは「流れ」、キャリア論の用語を借りてくれば「計画的偶発性」。何という名前で呼ぶかはともかく、この環境だからこうなる傾向がある、は確実に言えるだろう。

p.252 これも反直感的ではありますが、本当にやりたいことは、そもそもやってみないと分からない、のです。だからこそ、まずは何かを始めてみましょう。


この本では「特に」という一言で片付けられてしまっているが、「作る」の重要性について書いておきたい。
この言説は、ヨッピーが「明日クビになっても大丈夫!」の中で言っていることと同じである。ただ両者の視点は結構違っている。
「逆説のスタートアップ思考」はスタートアップをこれから始める人、あるいは既に始めている人に主に向けた本だ。その読者層にとって「何かを作る」というのは当然とも言えるので、わざわざ説明する必要もないのだろう。
一方で、ヨッピーの本は悩める普通の会社員に向けた本なので、「消費する趣味」よりも「生産する趣味」にしよう、という主張がメインになっている。(例えば、「映画を見るのが好きなら、観た感想をブログに書き続けてみよう」といった話が書かれている。)趣味を生産型にするとはどういうことか、「生産する趣味」に変えるとどういうメリットがあるか、という論点に多くの文字数をかけて説明している。この「生産する」を言い換えると、「何かを作る」となる。
では、「生産する趣味」のうち「趣味」の部分はどうか。こちらについても、「逆説のスタートアップ思考」の中にぴったり符合する部分を見つけることができる。「いきなり事業を始めるよりも、まずは副業・サイドプロジェクトから始めよ」というのが、先に引用したすぐ後の部分で書かれている。事業を意識した書き方なので流石に「趣味」とは書いていないが、内容としては同じことだ。そして「いきなり会社をやめて別の事業を始めるのはリスキーすぎるからやめろ」というのが二冊で共通した意見である。
二冊の著者の職業や経歴はだいぶ異なるが、それでも意見は同じところに収束している。


以上、おしまい。スタートアップを始めている人・始めようとしている人が主な読者だとは思うが、それらの人でなくても、得るところの大きい本だと思う。
それでは。
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たこつぼと視野狭窄の恐ろしさ 「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠」
2016/08/19(金) 23:40:27

たこつぼと視野狭窄の恐ろしさ 「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠」


ジリアン・テットの「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠」を読んだ。


どんな本?


「なぜ現代の組織で働く人々はときとして、愚かとしか言いようのない集団行動をとるのか」「なぜわれわれはときとして自分に何も見えていないことに気づかないのか」という問題を論じている。


サイロとは何か


で、筆者が言うには問題の原因は「サイロ」であるという。
サイロとは何か。俺もこの本を読むまで知らなかった。
情報システム用語事典:サイロ(さいろ) - ITmedia エンタープライズによれば、元々は「家畜の飼料や穀物などの貯蔵庫ないしは弾道ミサイルの地下格納庫のことで、英語では『窓がなく周囲が見えない』という意味がある。」そこから、他部門と連絡せずに視野狭窄に陥ってしまう状態を指している。
本の帯にも登場するが、日本語だと「たこつぼ」という概念がかなり近いだろう。

職業の世界は専門化が進み、隣の部署が何をやっているのかよくわからない。他のチームとは協力しないどころか、下手な場合には敵対する。自分と似たような人々とだけ交際する。視野が狭くなり、全体を俯瞰的に見ようとしない……という罠にはまるそうだ。


ソニーのウォークマンはなぜiPodに負けたのか


この本では、「サイロ」という視点から、8つの事例を分析している。
興味深かったのはソニーのウォークマンと、アップルのiPodの話である。
物語は1999年11月のラスベガスから始まる。コンピュータ業界の見本市「コムテックス」でソニーの出井伸之が新製品を発表した場面だ。

この時、出井は2つの同じような新製品を発表した。これが失敗の表れだったと筆者は言う。

1999年にソニーが一つではなく二つのまったく異なるデジタル・ウォークマンを発表した理由は、社内が完全に分裂していたためである。巨大なソニー帝国の異なる部門が、(中略)まったく異なるデジタル音楽プレーヤーを開発したのだ。 (p.78)



検索してみると、確かにその通りの発言が残っていた。

「開発部署の違いが製品に反映された。バイオミュージッククリップは名前のとおりパソコンの担当部署が開発したもの。一方のメモリースティック ウォークマンはオーディオ担当部署の開発品」(ソニーの説明員)。
ソニー,バイオミュージッククリップをメモリースティック ウォークマンと並べて展示 - 日経テクノロジーオンライン



1994年からソニーはカンパニー制を開始した。カンパニーどうしの間には厚い壁が出来てしまい、協力も意見交換もしなくなっていった。そういう文化が染み付いていたのだ。

その一方で、アップルは会社全体でアイディアを出し、iPodを発表した。ウォークマンはiPodにすっかり駆逐されてしまった。


おまけ。ウォークマンvs.iPodの話は「ワイドレンズ」にも書いてあったので、あとで比較してみたい。色々な本が何が敗因だと分析しているのか気になる。
ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略


サイロ破壊に立ちはだかる抵抗勢力


この章の後半では、サイロの破壊に対し、それに抵抗する勢力の話を描いている。ハワード・ストリンガーに直接インタビューしたため、とてもリアル。当時の様子が生々しく綴られている。正直、後半のほうが印象に残った。

落ち目となったソニーはハワード・ストリンガーをCEOにした。ストリンガーは就任演説で「ソニーにはサイロが多すぎる!」と訴えた。サイロを破壊しようと、ルイス・ガースナーとIBMの取り組みを参考にした。

しかし思うように行かない。指示を出してもその通りに進んでいかない。ストリンガーは日本語が一切喋れない。そのため、自分の指示したとおりに進んでいるかをつぶさに確認することができなかったのだ。

ストリンガーは苦闘を続けた。しかし指示を出しても、あとになってそれがまったく無視されていたことが発覚するという状況が幾度も繰り返された。(中略)「私が東京本社に来て、一万人規模の人員削減か何かを発表したとする。でも次に戻ってくると、なぜか社員数はまったく変わっていないんだ」 (p.102,104)



衝撃だったのは、電子書籍リーダーの話。アマゾンが最初に発売する2年以上も前に、ストリンガーは本を読むための端末を作るように命じていた。しかし、収益を他部門と分け合わなければならないため、開発側は進んでやろうとしなかった。プロジェクトは遅れに遅れ、何も起こらなかった。それで今はどの会社が覇権を握っているかは、言うまでもないだろう。


まとめ



著者は経済誌の編集長だが、その前は文化人類学者という異色の経歴を持つ。第1章では人類学者ブルデューを主人公にして、文化人類学の成り立ちを説明する。
私たちは、今まで生きてきた文化、ものの見方に慣れ切っている。色眼鏡をずっとかけていれば、本来と違う色であることが気にならなくなる。同じく、ずっとある文化に浸っていると、それが当たり前になってしまい、それ以外の考え方なんてできなくなってしまうのだ。
この本は組織論にとどまらず、文化という視点から物事を論じているのが面白かった。

それほど人気があって売れているわけじゃないけど、とても良いビジネス書だった。今年を代表する傑作だと思う。もしビジネス書大賞にノミネートされたら嬉しいなぁ。

それでは。
  1. 2016/08/19(金) 23:40:27|
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社会人3年目の俺が本を読んで勉強したい分野まとめ
2015/11/01(日) 22:34:22

学生の頃は研究に注力する必要があったが、社会人になると空いた時間で何を勉強しても自由である。
働き始めて2年半がたち、気づいたら色々な分野が気になっていたので、興味関心がある勉強分野を自分用にメモしておく。
「自分が今、何を知ることに興味があるか」をまとめる。「社会人になったらこれを勉強しろよ!」という記事ではない。

図書館に行ったときに探しやすいように、十進分類の番号入り。
「勉強したい・学びたい分野」なので、小説や漫画は外す。

002 勉強法、情報収集と整理
019 読書について
14* 心理学
心理学の入門書ブックガイド|ブックガイド|京都アカデメイア
お勧め書籍集(初学者向け) - 日常を心理学する



この本は分類では「493.7 神経科学、精神医学」だけど、一緒にしておく。

159 人生訓 (玉石混交。「自己啓発書」はここに入ることが多い)

昨日、神保町の東京堂書店で見かけて気になったので。

愚にもつかない本を避けるなら、始めにこの辺の本を読んでからですかね。これも159「人生訓」に分類されるみたいw
ビジネス書の使い道 | R25

209 世界史-近代史、現代史
この間、開成の文化祭に行って当時の同級生と呑んだら
「世界史の先生は最初のほうばかり詳しくやって、近代の話になる前に文系・理系に分かれてしまった。
だから理系の俺らは四大文明ばっかり詳しくなって、ナポレオンが何をしたか全然知らない」という話が出てきた。
でもこの辺、どの本から読んでいけばいいのやら。

253 アメリカ史-アメリカ近代史、現代史

上の派生。やっぱりアメリカ大事じゃん。
読みたい本を具体的に挙げると、「倒壊する巨塔」「かつての超大国アメリカ」と……

あと1冊あったけど思い出せない。
書いてて思ったが、上記の2冊は歴史なのか?
調べてみたら、前者が316.4だった。316が「国家と個人・宗教・民族」で、テロリズムは316.4らしい。アメリカ同時多発テロ事件の本だからな……。
後者が302(政治・経済・社会・文化事情)。もう何でもいいや(適当になってきた)

312.9 地政学

この間「100年予測」を読んで、気になったので。

331 経済学
基本的な経済学を一通り体得する。
以前買った、「マンキュー入門経済学」を読み通す。

持ってるのは第1版だけど、第2版が出てたのね。

あとは「経済学読み物、行動経済学」らへん。
昔読んだ「人はお金だけでは動かない」みたいな本も読みたい。
最新の研究成果が平易にまとまってる! 「人はお金だけでは動かない」 子供の落書き帳 Remix
とはいえ、まずは基礎をしっかり固めないと。
旧版のレビューにもそんなことが書いてあって身につまされる。

361 社会学(入門書、コミュニケーション論)

366-369 日本の社会問題全般
(格差社会、年金破綻、少子高齢化、貧困、労働問題……)

491.371 脳、脳科学(491は基礎医学)

あとはもう学問横断的になりそうなので、分類は無し。

未来予測・未来論
この分野は希望は天上にありが素晴らしい。未来に関する幅広い書物を読み、量と質を兼ね備えたまとめを書いている。

成功と幸福を決める、才能と努力と環境と遺伝子の話



この分野は読みたい本がいっぱいあって困るw。

(伝わる/人を引き付ける)文章を書くコツ

英語の勉強
いま気になってるのはこれですねー。



最後、仕事に関係する分野。プログラマ(エンジニア)をしている限り勉強は欠かせないわけで。

ディジタル信号処理、音声、音響
十進分類は547.1。547は「通信工学、電気通信」である。
音に関する話は547.3。
この分野に関しては自分で買いたいから、図書館の世話になることは少ないと思うけど。

コンピュータ基礎
「メモリ、IO、ページング、CPU、……キャッシュ、ヒット率」などについて全然知らないなーと最近気づいた。
分野としては、「コンピュータ・アーキテクチャ」になるのかな?

ネットワーク、セキュリティ基礎


コンピュータ基礎とネットワークまわりは、基本というかベースという認識。
流行りのツールやらライブラリは色々あるけど、まずは何年経っても褪せない基本を身につけたい。



以上。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!


こうして見ると多いな。とはいえ、仕事があるし、勉強ばかりでは飽きてしまうので遊びにも行きたい。そうすると勉強時間は限られる。
・同時並行?
・分野を決めて一点集中攻撃?
・先に速読を極める?

うむむ。俺の悩みは続く……
それでは。
  1. 2015/11/01(日) 22:34:22|
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自己啓発書・ビジネス書に対する態度の変化
2015/10/12(月) 13:06:29

昨日は冬物の服を取りに戻るために、実家に帰った。

実家にはまだ俺のもとがたくさんあるので、帰るとついでにいらないものを捨てたくなる。
で、机の中を見てみたら、ビジネス書だか自己啓発書だか、そういうのが4冊出てきた。
いわゆる「タイムマネジメント/時間管理」の分野に属する本である。
高校生か大学生のときに買った本だと思う。
こういうのは要らないし読む予定もないや。
紐でしばって、親に「あとで紙ゴミに出しておいてくれ」と頼んだ。


◆昔と今とでビジネス書に対する態度が変わった


きっかけは思い出せないが、少なくとも高校生の時には書店でいわゆる「ビジネス書」を立ち読みしていたのは確かだ。
学ラン着た高校生が書店の「ビジネス書」棚にいるのだから
思い返してみても奇妙だと思う。

2008年の秋(大学2年)に始めたはてなブックマークでも、「自己啓発」「ライフハック」の記事を熱心にブックマークしていた。


一方、今はどうか。

実はいまでは、中身の無いビジネス書を忌み嫌っている。
(最近の分かりやすい例だと)千田琢哉とかよく飽きもせず新しい本を書くし、よく読者も本を買うよな……と呆れながら見ている。
はてブの「自己啓発」「ライフハック」タグもほとんど使わなくなった。
むしろ、はてブを見るときはその手の記事を避けて通っている。



◆中身のある・無いとはどういうことか?



でも中身のある本なら自己啓発書でも読みたいと思う。
中身のある本とは何かというと、「学問に基づいた本」じゃないか。

例えばモチベーションとかやる気の話なら、
心理学・脳科学・精神医学あたりの学問分野に山ほど研究があるだろう。
もう少し広げて「私たちはどういう行動をしてしまう傾向にあるのか」ならば、行動経済学の範疇だ。
そういう学術研究に依拠した本なら読みたいと思う。


書店では入れ替わり立ち替わり新しい本が売られているが、以下の様な「中身の無い、軽いビジネス書」はもう要らないや。

・1つの話が数ページである。その数ページが何十個か集まって1冊の本になる。個々の話にあまり関連はない
・著者の過去の経験だけに基づいて話が進む。統計調査などは登場しない
・昔の本でも見たようなtips、些末なテクニックを並べて終わり



何で俺の態度が変わったのかは書かないでおく。もう変化の理由を覚えていないからだ。無理やり書いてしまえば「後からのこじつけ」になってしまうだろう。
それでは。

テーマ:気になる本・雑誌 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2015/10/12(月) 13:06:29|
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「あの本、図書館に置いてないなぁ」って? 購入リクエストしたら3日で来たよ!
2015/07/18(土) 14:43:12

図書館で初めて購入リクエストを出したら意外と早く入手できたのでメモ。

注意:俺が使っているのはさいたま市図書館であり、他の図書館では状況が異なる場合があります。
図書館で所蔵していない図書の予約のお申し込みについて:さいたま市図書館


前回のエントリーで言及した『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』という本を読みたくなった。

買うと場所を取るし、まずは図書館から借りて簡単に読んでみたい……と思ったが、検索してもさいたま市で所蔵していなかった。

7月14日に図書館に行ってリクエストを申し込んだ。新刊なので、図書館に購入してもらうわけだ。

多分、誰かが購入して良いかダメかを決めるのだろう。全くの予想だが、購入リクエストをわざわざする人は少ないだろし、ある程度リクエストが溜まったところで処理するのだろう。月に1度とかだろうか?
そうすると最悪1ヶ月程度かかると考えた方がよいだろう。
まぁ、今の時点でも何冊か借りているし、今すぐ読みたいわけでもないから、すぐに来なくても一向に構わないんだけどね。


などと思っていたら、17日に図書館からメールが来た。本が借りられるようになったよ、というお知らせ。

わずか3日後。予想より凄く早かった! ビックリした。



ただ、少し調べてみたら、3日で届くのはだいぶ早い方みたいだ。
図書館でリクエストして本が入るまでどれくらいかかるものでしょう... - Yahoo!知恵袋

普通に考えて、「購入の可否を検討する→購入を決定→発注を出す→本が届く→所蔵館を決める→カバーを巻いてシールを張る→俺にメールが来る」だし。
図書館が注文を出してから本が届くまでに、下手したら3日かかるんじゃなかろうか。

あらゆる資料要求にこたえ…れる?: CHOTTO TOWN 図書館日誌」には『選書委員会とか、購入選定会議とかで俎上にあげます』と書いてある。なるほど、やはりそういう会議があるのね。


期間が平均どれくらいかかるのかは、係員さんに訊いて何度か購入依頼してみないと分からない。

以下、自分用メモ。

・「購入する」と「他の図書館から借りる」の境目
読みたい本が所蔵してないとき、新刊書だと図書館に購入してもらう。一方、古い本だと市外の図書館から借りてきてもらうことになる。この境目はどこか。
係員さんに聞いてみたところ、「発売から1年」ということだった。
「1年以内の本だと、他の図書館でも借りる人が多いと推測される。したがって近くの図書館から借りるよりは、自分のところで購入する。」という答だった。


・カウンターに行って用紙を記入する必要がある
記入事項は以下のとおり。利用者番号、氏名、借りたい本の書名、著者名

・その本が欲しい理由は特に書く必要なし。(東大図書館のリクエスト用紙にはあった気がしたので少し意外だった)

結論:
新刊で読みたい本が図書館に無ければ、手続きに手間がかからない。また、意外と早く読める。借りたい人が列を作っている人気の本より、よほど早く読める。
その本がいい加減な本でなく、多くの人の役に立つなら、一手間を惜しまずに購入リクエストを出してみようと思った。

それでは。
  1. 2015/07/18(土) 14:43:12|
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