子供の落書き帳 Remix

15/4/13:ひと月に一度更新するブログになってしまっている

閉店直前期の松丸本舗の書棚に残された謎の書き込み
2012/10/31(水) 23:50:00

松丸本舗でスゴ本オフに行ってきた 子供の落書き帳 Remix のオマケ記事。
本編とともにどうぞ。

ブログ『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』のオフ会のため、松丸本舗に行った。
行ったのは9月15日で、9月末に閉店することが決まっていた。店内を巡回したときに見つけたもの。


松丸本舗の書き込み

真ん中のオレンジ色の文字に注目。
「こんな棚、全国どこにもありません。それなのにクロージングするなんて。残念。」と書いてある。
松丸本舗では、書店員がこの位置に手書きで棚の紹介を書いている。
(写真内、下の黒い文字を参照)
この文章も店員が書いたものかと最初は思ったが、それにしてはおかしい。


まず、このオレンジ色で書かれた文は他を探しても見当たらなかった。
また、他の文章の内容は「並んでいる本の紹介」であり、「松丸本舗そのものについて」の文は無かった。
それに書店員は立場上こんな文を書けないだろう。
閉店を惜しむ思いは強いだろうが、それを口には出さずにやるべき作業をこなすのが店員だろう。
そして何より、この文字はかなり特徴のある書き方である。
3ヶ所ある『な』の文字は全て1画で書かれている。2ヶ所ある『に』も同様だ。
これに該当する書き方をしている文字を探してみたが、見当たらなかった。


結論。これは書店員が書いたものとは考えられない。
閉店を惜しむ客の一人が、こっそりと書いたものに違いない。


……さてそうすると、店員はこれを見つけなかったのだろうか、という疑問が次に生まれる。
もちろん見つけたに違いない。
松丸本舗では書店員が巡回して、こまめに客に話しかけたり本の並び替えをしたりしている。
気づかないはずがない。気づいて、消そうと思えば消せたが、あえて残したのだ。


上の一文で検索をかけたら、
Twitter / tw0lipswithfang: こんな棚、全国どこにもありません。それなのにクロージ ...
9月29日のツイートが出てきた。この文を撮った写真付き。この日まで、書き込みが残っていたことになる。


店員は、自分たちが言い出せない残念さを代弁してくれるこの書き込みを見て、
閉店までこっそりそのまま置いといたのだろう。
……松丸本舗の店員も粋なはからいをするなぁ、としみじみ感じた。あくまで予想ですが。


それでは。

テーマ:気になる本・雑誌 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2012/10/31(水) 23:50:00|
  2. 本・漫画
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

西浦和、KAC課題曲、飲み物
2012/10/31(水) 01:28:45

先週の木曜日(25日)は久々に西浦和でDDRしてた。

DDR6クレ=600円 に対して、

アミノバイタル=139円
VAAM2本=198円
定期券外の交通費=往復260円

と、それ以外の費用も合計600円くらいかかっているのよね。
6クレもやってると喉が乾いてしょうがないので、水分補給がどうしても必要なんだよな……
VAAMは確かに飲むと身体がよく動くのだが、いかんせん割高なので
量が多くて安い飲み物を別途買っておいたほうが良いようだ。
でかいペットボトルとか。

REVOLUTIONARY ADDICTやってたけど、AAすら届かない(´・ω・`)ショボーン


スコアはここまで。

レボアディ93万

テーマ:音ゲー全般 - ジャンル:ゲーム

  1. 2012/10/31(水) 01:28:45|
  2. DDR
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

松丸本舗でスゴ本オフに行ってきた
2012/10/29(月) 01:26:24

9月15日。もう1ヶ月半も前になる。
ブログ『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』のオフ会に行ってきた。
今回は、9月末で閉店した松丸本舗での開催であった。


主催者のDainさんの記事はこちら。
松丸本舗でブックハンティング: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる


松丸本舗は6月に行って以来2度目なのだが、何度来ても凄い。圧巻だ。


松丸本舗全体図


全体見取り図。本気で見て回ろうものなら1日かかるぞ、これ。
立花隆は「ぼくらの頭脳の鍛え方」の中で、
「読者にお勧めなのは、巨大書店の書棚を隅から隅まで見て回ることです。すべて見るのが大変なら、文庫と新書コーナーだけでもいい。現代社会の知の全体像が大ざっぱでもつかめると思います(243p)」と述べたけど、
書店が大きければ大きいほど巡回時間がかかるのが難点だ。
高い質を担保したまま量を落とすなら、この松丸本舗を端から端まで見るのも良いと思う。
ただし財布の中身の減り具合については保証しない。
(あとは、大学の書籍部なんかもこの目的にはいいのではないか。
メモ:本郷書籍部の在庫は約10万冊)


短篇集あれこれ

・短篇集あれこれ。どれも面白そうだ。

ワークシフトとワインバーグ


「ワーク・シフト」あるじゃんと思ったらすぐそばに「ライト、ついてますか」が。
この2冊が並ぶ棚も珍しいだろう。そしてその右には鷲田清一がある。
Dainさんに「新社会人が読むべき本として、あるブログで挙げられてたのを見た」と言ったら
「私も同感です」と言われた。4月になったら買ってこようかなw
ちなみに「あるブログ」とは、
新社会人が読んどけと思う本のリスト - I 慣性という名の惰性 I
この記事である。


Dainさんは、
「よく人から『本を沢山読んでますね』と言われますが、そんなことはありません。
色々な本を薦めてくれる読者の方々のおかげです」と言っていた。
いやいや、あれだけのブログ記事を書くのなら、さぞかし読書家なのだろうと思うが、
この台詞が嫌味に聞こえないのは凄いなー。

そんなDainさんに辛うじて薦めることができたのはこの1冊。
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫): 米原 万里
この人、随筆も小説も素晴らしい。
色々なテーマで随筆を書くから、人によってビビッとくるポイントが違う。
タグ付けしてみるなら、
「通訳としての面白い体験」「言語・言葉」「猫好き」「読書家」「美食家」あたりか。
ちなみに俺が特に好むのは「言語・言葉」の部分。
しかし癌に罹って闘病の末亡くなってしまった。
夭逝を惜しむ作家は誰かと問われれば、今でも迷わず米原万里と鷺沢萠の二名を挙げる。



それで、買ったのは結局以下の3冊。
……人のオススメに従うこともなく、一人黙々と書棚を見て回ってた。
もうちょっと人の意見も聞いたほうが良かったかな……

買った本3冊

外国人力士はなぜ日本語がうまいのか―あなたに役立つ「ことば習得」のコツ: 宮崎 里司
前述の通り俺は「言語・言葉」に関する本が好きなので、その分野の一冊。
買おうと思ってずっと買っていなかった本だが、今回たまたま見つけたので勢いで購入。
タイトルのとおり、外国人力士の日本語習得に関して力士や関係者に取材してまとめた本。
実はこの本、発行が10年以上前である。
元横綱の朝青龍が取材当時20歳、「平成十三年初場所では(中略)幕内入りを果たし」
と書いてあって、隔世の感がする。
日本語が上手くなかった頃の朝青龍が
「体調が悪くて稽古を休んだ兄弟子に、顔色が悪かったので気遣うつもりで
『関取、顔、悪いっすネ』と言った途端、相手がキレてしまった」なんていうエピソードも載っている。


フェルマーの大定理―整数論の源流 (ちくま学芸文庫): 足立 恒雄
サイモン・シンが書いた「フェルマーの大定理」が隣にあったが、
定理の証明に関する数学的内容があったほうが俺は好きなので、こっちを購入。

ワーキングプア 日本を蝕む病(ポプラ文庫): NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班
格差社会とか貧困とかその辺の現場取材、ルポルタージュが読みたかったんです。
最近気になっている分野。そこまで読んでいるわけではないが。


以上、購入した3冊でした。

以前のスゴ本オフ会に参加した方が10000円以上も使っていたが、
第3回本屋オフに行ってきた - As a Futurist...
今回の俺はカネがなくて買おうにも買えませんでした。
ちくしょー、社会人になれば……社会人にさえなっていれば金があるのに……!
しかしもう松丸本舗は閉店してしまったのだ……残念。

「リキッド・モダニティ」見つけて「2000円前後なら奮発して買おうかな」とか考えてましたが、
いや、3800円は流石においそれと買えないわ。見送りました。
パラパラ見てみたけど難しそうだったし……
社会学で現代日本を論じた分かりやすい本ってないですかねぇ。
また山田昌弘でも買ってくるか……?


最後はお酒を呑みつつ参加者どうしで雑談して帰りました。
ハイネケン美味しかったです(゚д゚)ウマー


それでは。

長くなったので、別記事でオマケの話を書きました。合わせてどうぞ!
閉店直前期の松丸本舗の書棚に残された謎の書き込み 子供の落書き帳 Remix

テーマ:気になる本・雑誌 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2012/10/29(月) 01:26:24|
  2. 本・漫画
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

ブログ書いてはいるけど更新してないや、という話
2012/10/21(日) 01:27:48

ブログ。アクセス数が増えてきたのはなんでかな?って考えてみた。 - かみんぐあうとっ

2009年の記事ではありますが、
はてブシャッフル(注:自分のはてなブックマークから記事をランダムに選んで表示するサービス)で見つけたので言及してみる。

ブログを毎日更新するーという話について。


アクセスアップ指南系の記事において「毎日更新しましょう、これ重要」とかいうことは多い。
毎日ブログを更新している人ってどうやっているかというと、
毎日決まった時間をブログ更新に当てているんでしょうなぁ。きっと。
しかし俺は、拘束時間がかなり少ないせいで、規則正しい生活などしなくても何とかなる身分である。
生活リズムのかけらもない大学院生がブログの更新だけ規則的にやろうなどというのは無理な相談のようだ。


あともう一つ。
「ブログの記事を毎日書く」ことと「ブログを毎日更新する」は似ているようで違う。
後者のほうが難しい。
なぜか?ブログを毎日書いていても、一つの記事を書くのに2日かかったら、ブログの更新は2日に一回だからだ。
また、「記事を書いてみたけどこれダメだ。没だ」ということになったらブログの中身は更新されない。
一度にブログの記事を書き上げる。これは、長文好きの俺としてはもはや神業である。

今日なんぞテキストエディタで書きかけの記事を5つ開いて「んー、どれを書き進めようか」と迷った挙句に
6つ目の記事を新しく書き始める有り様である。
しかもこいつも長くなりそうだ! 書き上がるのはいつになるんだ!!
というわけで俺の場合は、一つの記事を書き上げるのに殆どの場合2日以上書く必要があります。
3日に一度ブログを書く + 3回書いたら一つの記事になる = 約10日に一度ブログが更新される
最近の様子はこんな感じじゃないでしょうか。

この間書いた、マルコム・グラッドウェル「天才! 成功する人々の法則」の感想なんかは、
「やばいw明日この本を図書館に返さなきゃw今日中に書ききらなきゃwww」と追い詰められていたので
書き始めた日に書き終わったが、かなりレアな例である。

オチは特に無し。
それでは。
  1. 2012/10/21(日) 01:27:48|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

面白くて鳥肌が立った本 マルコム・グラッドウェル「天才! 成功する人々の法則」
2012/10/15(月) 01:06:32

マルコム・グラッドウェルの「天才! 成功する人々の法則」を読んだ。
天才!  成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則


図書館に返さなければいけないので、読んだのは
プロローグ、第一章から第五章、第七章、第九章、エピローグと解説と注解。
……「第六章と第八章以外」と言ったほうが早いかな。



本書は、成功した人々に対する「努力と個人的資質がすべてを決める」という考え方をひっくり返す本だ。
成功するための外的環境を明らかにする。
『……独力で成功をつかんだように見えるかもしれない。だが実際、そういった人々は必ず隠れた優位点や、特別な機会、文化的な伝統の恩恵を受けており、そのおかげで熱心に学び、仕事に励み、他の人には出来ない方法で世界を理解するのだ。(24pより)』



特に印象に残ったのは第二章「一万時間の法則」。
あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則 | Lifehacking.jp

音楽学校に通うバイオリニストやピアニストのなかで、出来が優秀か否かは練習時間で決まる。
トップクラスの生徒になると総計10000時間、対してプロに行けそうもない生徒は4000時間。

競争が激しい分野では、他人より長く取り組んできたかが勝負を分ける。
……そんな文章を羽海野チカ「3月のライオン」で見たな。
羽海野さん、もしかしてグラッドウェルの「天才! 成功する人々の法則」読んでたのかな。


「信じれば夢は叶う」
それは多分本当だ
但し一文が抜けている
「信じて努力を続けていれば夢は叶う」 
――これが正解だ
さらに言えば 信じて
「他のどのライバルよりも1時間長く 
 毎日努力を続ければ 
 ある程度迄の夢は、かなりの確率で」叶う――だ

3月のライオン7巻より。
A small,good thing  「3月のライオン」7巻感想 宝物写真付を参照した



もっとも、こういうパターンだけではない。
傍流といえる分野で長い間仕事を続けていたら、その分野がいつの間にか世間から求められるようになって
すでにライバルよりも長い経験を積んでいた人が大勝利、という場合もある。
第五章の弁護士の話を参照。
『20年かけて、スキャデン・アープスで腕を磨いた。すると、世の中が変わり、いつのまにかフロムは準備ができていた。逆境を克服したのではない。逆境が好機に変わったのだ(148pより)』


一日に何時間も、毎日のように同じ仕事をしなければ、10000時間は達成できない。
先ほどの例であれば、ピアノやバイオリンの練習。
また、ビートルズの演奏が並外れた長時間であったこと、
ビル・ジョイやビル・ゲイツがプログラミングを昼も夜もやり続けたことを扱っている。

自分の人生を振り返っても『10000時間』に該当するものは無いと思う。
一日に3時間、毎日やり続けたとしても9年ちょい。
千里の道も一歩からというか、ローマは一日にして成らずというか、気の長い努力が必要なわけだ。

1時間を寝転んでニコ動を見て過ごしたとしても、研究なりプログラミングなりして過ごしたとしても、
その瞬間は大きく変わらない。
だけど1ヶ月、1年、何年も積もればジワリジワリと差がついてくる。
そうなってからでは、どう頑張っても取り返せない。
……自戒。



第三章・第四章。

ここではIQが195の男が登場する。
学校(高校?)では『外国語のテストが行われる教室にふらりと現れ、何の準備もしていないのに、試験管が来る前の二、三分ざっと教科書に目を通しただけでA(優)を取った』。
すげぇ。こんな頭脳が欲しいなぁ。
こんなに頭脳明晰なら、きっと研究者になって素晴らしい論文や著作を大量に書いているに違いない。
そう思うだろう。
だが実際にはこの人、酒場の用心棒を経て、現在は農場で静かに暮らしている。
何故そんなことになったのか。それは本書を読んでみて欲しい。


ターマイツと呼ばれた天才児たちの運命を分けたものは家庭環境だったという結果は
なかなか考えさせられる。下層階級の天才児は多くの場合その才能を潰されてしまうのだ。


ちなみに。
本文中にあった「ロナルド・K・ホーフリン(Ronald Hoeflin)の作成した特別なIQテスト」。
"Teeth is to Hen as Nest is to ________?"
Mega Test IQ - Hmolpediaによれば、、これは英語圏で本をよく読んでいないと出来ない問題らしい。
だから、直訳して
「歯と雌鶏との関係は、巣と何との関係に相当するか?」といっても、日本人は誰も解けない。

上記のサイトによれば、答えはこうだ。
昔使われた英語で、"hen's teeth"と"mare's nest"というイディオムが存在する。
どちらも「実在しない」ことから、
hen's teeth :存在しないもの、皆無
mare's-nest :でっち上げ、詐欺/期待はずれ、馬脚を表すこと
を表すらしい。
……この2つのイディオムの意味が別々であることは別に構わないらしい。なんだか釈然としないが。
「イディオムになっている」「実在しない」ことが正解を絞る条件らしい。

以上の和訳は英辞郎によった:
hen's teeth:英辞郎
mare's nest:英辞郎



しかし、こういうのってどうやれば書けるんだろう。

本書を貫くテーマは一貫しているが、各章ごとに違うシチュエーションを扱っている。
第五章を書くにあたって法律事務所について文献調査を行なったかと思えば、
第七章を書く際には飛行機事故の調査報告書や、国民性と文化について読まなければならない。

論文を読むにしても、マルコム・グラッドウェルは大学の研究者というわけではないから
論文を簡単にダウンロードするわけにいかないだろう。手間とカネがかかりそうだ。

著者のかけた労力の大きさを思うと、
これだけ調べたものが一冊の本にコンパクトにまとまった本書は、間違いなく読んで得するのではないか。



最後の注釈では、本文で挙げた具体的な事例の出典が書かれている。
これだけ本文の書き方が上手いと、参考文献をどれもこれも読みたくなってしまうんだ、が……
殆ど日本語に翻訳されていないようなので、読むのは苦労しそうだ。
次に読みたいものは、10000時間の法則に関するエリクソンの論文かなぁ。

The Role of Deliberate Practice in the Acquisition of Expert Performance
和訳は「専門的な能力の獲得における意図的な訓練の役割」で良いですかね。
専門誌の論文だが、幸いなことに無料でPDFが見られるらしい。

それでは。

テーマ:気になる本・雑誌 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2012/10/15(月) 01:06:32|
  2. 本・漫画
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

FC2Ad