実家にはまだ俺のもとがたくさんあるので、帰るとついでにいらないものを捨てたくなる。
で、机の中を見てみたら、ビジネス書だか自己啓発書だか、そういうのが4冊出てきた。
いわゆる「タイムマネジメント/時間管理」の分野に属する本である。
高校生か大学生のときに買った本だと思う。
こういうのは要らないし読む予定もないや。
紐でしばって、親に「あとで紙ゴミに出しておいてくれ」と頼んだ。
◆昔と今とでビジネス書に対する態度が変わった
きっかけは思い出せないが、少なくとも高校生の時には書店でいわゆる「ビジネス書」を立ち読みしていたのは確かだ。
学ラン着た高校生が書店の「ビジネス書」棚にいるのだから
思い返してみても奇妙だと思う。
2008年の秋(大学2年)に始めたはてなブックマークでも、「自己啓発」「ライフハック」の記事を熱心にブックマークしていた。
一方、今はどうか。
実はいまでは、中身の無いビジネス書を忌み嫌っている。
(最近の分かりやすい例だと)千田琢哉とかよく飽きもせず新しい本を書くし、よく読者も本を買うよな……と呆れながら見ている。
はてブの「自己啓発」「ライフハック」タグもほとんど使わなくなった。
むしろ、はてブを見るときはその手の記事を避けて通っている。
◆中身のある・無いとはどういうことか?
でも中身のある本なら自己啓発書でも読みたいと思う。
中身のある本とは何かというと、「学問に基づいた本」じゃないか。
例えばモチベーションとかやる気の話なら、
心理学・脳科学・精神医学あたりの学問分野に山ほど研究があるだろう。
もう少し広げて「私たちはどういう行動をしてしまう傾向にあるのか」ならば、行動経済学の範疇だ。
そういう学術研究に依拠した本なら読みたいと思う。
書店では入れ替わり立ち替わり新しい本が売られているが、以下の様な「中身の無い、軽いビジネス書」はもう要らないや。
・1つの話が数ページである。その数ページが何十個か集まって1冊の本になる。個々の話にあまり関連はない
・著者の過去の経験だけに基づいて話が進む。統計調査などは登場しない
・昔の本でも見たようなtips、些末なテクニックを並べて終わり
何で俺の態度が変わったのかは書かないでおく。もう変化の理由を覚えていないからだ。無理やり書いてしまえば「後からのこじつけ」になってしまうだろう。
それでは。
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