子供の落書き帳 Remix

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ザ・黒帯 ~ Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る 内容メモ #devsumi
2017/02/24(金) 01:14:52

Developers Summit 2017に初参加してきたのでレポートなど。この記事では下記のカンファレンスの内容をまとめています。
【16-A-7】 ザ・黒帯 ~ Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る | Developers Summit 2017
システム上は満員になっていたけど、実際の会場では結構空席があった。申し込んだけど聞きに行かなかった人が多いのかな。

注意事項
聞きながらガーッとメモを書いたので、内容が完璧に正しい保証はありません。

登壇者 (詳しい経歴はdevsumiの公式ページを参照)
楠 正憲 (黒帯 プライバシー・セキュリティ @masanork)
伊藤 宏幸 (黒帯 アジャイル開発プロセス @hageyahhoo)
倉林 雅 (黒帯 認証技術(ID連携) @kura_lab )
里山 南人 (黒帯 Androidアプリ )
司会者:斉木 崇 (CodeZine編集長 斉木 崇(編集部)について:CodeZine(コードジン))

黒帯制度:実績を上げている優秀な人材を正しく評価するという目的で設立された。約50人が任命されている。Yahooのエンジニアの中の、トップ2%に位置する。6代目が21人。今日登壇しているのはそのうちの4人である。

【 】の中は、斉木さんの質問文の要約である。


【事前に話を聞くと、現在のIT業界に対して懸念があるということだったが?】
ある業務を電子化しようとする際、昔はできる技術が限られてたから、仕様は決まっていた。しかし、今では技術が進歩したし、ユーザーもHTML5の新しい技術をFacebookやTwitterなどで普通に使っている。技術が複雑化している。それを言葉に表して仕様に落とすのが難しくなってきている。結果として、受託開発で回せる難易度と内製で回せる難易度の差が広がっている。
また、事前に仕様を決めきれないシステムは、ビッグデータ解析に関係するシステムなどでますます増えるだろう。そのようなシステムは、内製じゃないと構築できないと思う。Yahooはエンジニアをたくさん抱えているから良いが、日本全体で見ると内製で全部できる会社は多くないだろう。

【黒帯との関係は?】
困りましたね。そこまで関係ないかな。ただ、いろいろな人に会い、国際会議に出たりできると、日本のやり方が必ずしも当たり前じゃないことが分かる。日本の社会構造の中で何ができるんだろう、ということは、外での活動の中で発見できるかと思う。


里山
【プロダクトのスピード感、意志決定の速度について】
2010年以降、CyberAgentやDeNAなどを経由して今に至る。Yahoo!はこれらの企業に比べると、職務の階層が多い。SIerほどとは言わないが、それに近いかな。ボトムアップで変えていきたいという現場の思いが上に届きづらい。どこかでトップダウンの話に変換できないといけない。トップダウンに変換するためには、大義名分が必要になる。大義名分を持っていて、ちゃんと背景が分かる人が介入していく必要がある。

【今後はどういう活動がしたい?】
弊社はアプリ開発数が多い。小規模で開発運用してるアプリが多い。リソースのバランスが上手く行ってない部分がある。人を採用できるように、Yahoo社として技術のブランディングをしていきたい。


伊藤
【組織横断的なことをしたいという話だが?】
アジャイルは「アジャイル開発」という名前で呼ばれることが多い。そのため、開発だけに閉じたものではないかと思われがちである。しかし、開発が上手くいっても、マネジメント層や経営層に否定されれば、そこで終わってしまう。以前の経験で、取締役にアジャイルOKのゴーサインをもらって、それを受けてアジャイルを推進した経験がある。だからYahoo!でも同様に、アジャイルな考え方を社内に浸透させていきたい。

【黒帯は単なる認定制度なのか、権限があるのか?】
活動資金は年100万円支給される。上司の決裁も不要なので裁量がある。
その他、書籍執筆、対外講演など、外で活動する機会を多めに与えてもらえる。


倉林
【担当業務とのしがらみとか】
黒帯になると、社内外の人が課題を抱えていていろいろと相談されることが増えた。
技術の導入にはハードルがあって、ID技術はYahoo!のいろいろなサービスにつながるから、社内調整が大変。コスト面、ビジネスのメリットを全社に説明できれば社内導入できるので、そういうやりがいを感じて取り組んでいる。


伊藤
【プレイヤーとして輝き続けたい。マネジメントにいくラットレースからの脱却】
前職では、アジャイルのコーチとして4年ほど活動してきて、現場に入って一緒に仕事をして改善活動をする、を続けてきた。しかし、前職でそれができなくなった。なぜならアジャイルの施策をやる自分の部署が廃止されたから。それと、技術者で上に行くキャリアパスがなかった。マネージャーの狭き門を目指して他の人と競争しなければいけない。社内改善活動で貢献したいのに、マネージャーに行かなきゃいけない。それはやだなといって転職した。Yahoo!ではエンジニアのまま技術を極めて、黒帯を取ることも可能。

【居心地は?】
良いところ:
黒帯だから、といろいろな人からコンタクトをもらえる。取締役まわりとのコネクションも増える
悪いところ:
自分の言動に対して、周りがしっかり注目しているので厳しい。有名税みたいな感じかな。


倉林
【プレイヤーとして黒帯】
新卒で入社して丸6年たつ。チームの中でも中堅、ベテランに近い立場になり、マネジメントも求められる。マネージャーとしてではなく、黒帯として技術を追求している。現場で実際に開発をして気づけることがたくさんあるので、経験値を貯めて次に向けて充電している感じ。

里山
【企業の対外的なブランディング】
Yahoo!って、企業ブランディングではWEBの会社という印象が強く、アプリを作っている会社という印象は薄い。渋谷や六本木の会社がアプリエンジニアをブラックホールみたいに吸い込んでるけどw、アプリの技術に関しても発信していって、Yahooのブランドを確立していけたらと思う。

【紀尾井町に本社が移転して、良かったという話を聞いたが?】
17階にコワーキングスペース「LODGE」ができました。
外部の人を招いて勉強会を開催して、弊社との交流を進めていこうとしている



【ブランディング】
会社のブランドとしては、自分はとてもリスキーな行動をしていると思う。会社に言われないのに勝手にビットコイン調べまくってるし。国の立場かYahoo!の立場なのかよく分からなくなってくる。
標準化も含めて国際会議に出ていったりとか、Yahoo!としての場をつくっていこうとしている。

【黒帯について英語で説明するの?】
おまえ空手やるのか? とか言われたw 海外企業にもdistinguished engineerという制度があるのだろうが、黒帯制度について海外勢に伝えるのが大変だったりする。


里山
【コミュニティ】
以前、Android黒帯の全員で書籍を出したんだけど、そこでの話として、エンジニアの中級者以降って本を買わないよね、というのがあった。
初心者向けの本は売れるけど、中級者以上の人は、本を買わずにQiitaとかWEBを見て情報を得る。
参考:「黒帯エンジニアが教えるプロの技術 Android開発の教科書」を執筆しました - Yahoo! JAPAN Tech Blog
コミュニティ運営に関与する中で色んなエンジニアと出会うことがあって、自分の状況を見たときに会社に対してどういう風に貢献できるのか、どんなノウハウを伝えられるのか、ということを考えさせられた。


倉林
【OpenIDのほうとの関係は?】
黒帯の前は OpenID ファウンデーション・ジャパンのエバンジェリストだった。
黒帯になってからはYahoo!内の専門家として発信する機会も増えた。もともとYahoo!は社外の技術を吸収しやすい文化。黒帯のおかげで社外発信の機会は増えてきて、活動しやすくなってきた。
後継者をどう育成していくかは課題だと思う。活動自体はやりやすいので、自分の得意技術についてがんがん発信したい人はYahoo!に来るといいと思う。


伊藤
アジャイルというのは、教育方法として優秀だなと思っている。アジャイルだと、メンバーにすごく高速に失敗を経験させて、問題発見・解決・改善を積み重ねていく。その結果、メンバーが自分で動いて考えていく。自走性が育めるいい手段だと思う。
黒帯をうまく利用して、多くのプロダクトチームに、よりよく失敗を経験させて成長をさせていこうとしている。気づかせるために厳しく当たることもある。
【厳しく当たった例などある?】
何でも他人に丸投げしてしまう人の集団がいた。彼らが丸投げをしたら、投げた先にたくさん仕事を振って、仕事をパンクさせて「丸投げしたら仕事が立ち行かなくなる」という状態にした。リリースが遅れそうになる程度まで、それをやったことはある。それでも結果的にはうまく行った。
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